「ヨルムンガンド」に関する情報
「ヨルムンガンド」は2006年から2012年まで連載され、単行本全11巻で完結しました。掲載されていた漫画雑誌は、小学館の「月刊サンデージェネックス」です。
本作品の特徴は、軍事や銃器に関する情報量が豊富なところです。念入りな取材が行われており、描写が詳細なので読みごたえがあります。2012年にはアニメ化が実現して、4月から6月まで1期、10月から12月まで2期が放送されました。
尚、「ヨルムンガンド」とは、もともと北欧神話に登場する毒蛇のことです。三人の魔物「フェンリル、ヨルムンガンド、ヘル」の一つで、強大な怪物として知られています。尚、フェンリルはオオカミ、ヘルは女性の巨人です。作者の高橋慶太郎は、タイトルに恐怖の意味を込めたのかもしれません。
「ヨルムンガンド」とはどんな作品なのか
ここからは「ヨルムンガンド」のあらすじになります。
本作品の主人公は、女武器商人のココと元少年兵のヨナです。ヨナは、家族を戦争で失った経験があるために、もう二度と関わりたくないと思っています。しかし、ココと出会って、一緒に世界中を旅することになりました。
ココは長身でスリムな若い女性で、リーダーの素質を十分に兼ね備えています。ヨナは暗い表情をすることが多く、ココは何かと気にかけています。ココは武器を売りながら、ヨルムンガンド計画の実現を目指していました。そのために、世界各地の同志と連携を持っています。
「ヨルムンガンド」は派手なアクションシーンや、精密な武器の描写が持ち味です。ほかに、戦争と平和という大きなテーマがあります。
ココが考えるヨルムンガンド計画は、強制的に世界平和を実現することです。衛星や量子コンピューターを使って、軍事的な行動をシャットアウトすることが目的です。次第に、ヨナも計画に巻き込まれるストーリー展開です。
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