魔法使いと宇宙人が登場するSF漫画
極黒のブリュンヒルデは、一度見聞きしたことは忘れることのない能力を持った主人公と、未来を予知したり電子機器を操れたりする魔女が登場するSF漫画です。
主人公の村上良太は幼い頃事故で亡くなった幼馴染との約束を果たすため、宇宙人の存在を明らかにすることを目指します。そこにその幼馴染とそっくりな、魔女の黒羽寧子が表れるというあらすじです。
形としては第一部と第二部に分かれていて、第一部では強力な魔女との戦いが描かれます。そして、後半の第二部では宇宙人が登場し、世界をかけた戦いへと展開していきます。
駆け足になった終盤
極黒のブリュンヒルデの終盤では、最後の敵である宇宙人のロキが立ちはだかります。そのロキを倒すために、宇宙人の記憶が保存されているエッダという存在と、村上が融合させられてしまいます。
そして、その際に村上の彼女であったカズミが命を落としてしまいます。けれど、その甲斐もあって、ロキを倒すことには成功するという結末です。その後、エッダに取り残された村上の元に、寧子が向かって物語は終わります。
一応はしっかりと完結していますが、その完結に向かうまでの流れが非常に速いです。特にエッダがある場所を簡単に突き止めることができてしまったり、そこが北極であるにも関わらず簡単にそこに行けたりする部分が、あまりにも唐突だという感想を抱いた人が多いです。
また、最終回を迎えた後でも回収されていない伏線がたくさん残っています。特に、最終話でいきなり登場した少女に関する情報がなく、その少女が出てきたシーンは、打ち切り漫画の代表的な画像としても有名です。
そのため、打ち切りが決まったので、慌てて風呂敷を畳んだのではないかという説が、読者の間で有力視されています。
次を見てみましょう!
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