人称代名詞を意識しよう
学校で英語を学ぶ時に覚えた、人称代名詞を思い出してみましょう。
例えば、一人称である「私」であれば、主格「I」、所有格「my」、目的格「me」となります。主格は「~は」、所有格は「~の」、目的格は「~に、を」という意味になっており、文章によって最適なものを使い分けていくことが大切です。
そして、「誰」という意味の「who」も、所有格や目的格などに変化することが可能な単語です。この場合、主格「who」、所有格「whose」、目的格「whom」となります。
つまり、「who」は「I」と同じように主語として用いる時に使い、「whom」は「me」同様、目的格として使われる単語だと言えるでしょう。
ここで、簡単な例文を挙げて解説していきます。まずは、主格である「who」を使うパターンです。
「Who went to the park yesterday?」(誰が昨日その公園へ行きましたか。)
次に、目的格である「whom」を使った例文です。
「Whom did she see in the park.」(彼女は公園で誰を見ましたか。)
前者の文章が、「誰が行ったのか」という主語を問う文章になっているのに対し、後者では「誰を見たのか」という目的を問う文章になっていることが分ります。
疑問代名詞として使う場合は、人称代名詞を意識すると、簡単に使い分けができるようになるでしょう。
関係代名詞として使う場合は
「whom」や「who」は、関係代名詞として用いられることも多い単語です。この場合も、先行詞との関係を意識するようにしましょう。
主格の関係代名詞である「who」は、次のような例文を作る時に使われます。
「I have a brother who plays soccer.」(私はサッカーをする兄がいます。)
一方、目的格の関係代名詞である「whom」を使うと、このような文章を作ることができます。
「The man whom I met is a soccer player.」(私が会った男性は、サッカー選手です。)
どちらも、先行詞を説明するために使われていますが、先行詞が主格にあたる場合は「who」を、そして、先行詞が目的格にあたる場合は「whom」を使うという違いがあります。
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