戸愚呂の本意
幽助たちを苦しめた戸愚呂ですが、作中その本意を伺い知れるさまざまな描写もあります。
例えば幻海を決闘で殺めた後、もし幽助たちが勝利した場合の願い事に備え、幻海の遺体を冷凍保存しておくようコエンマに促しています。
また、桑原への一撃が致命傷にならなかったのは、戸愚呂が手加減したからではないかと考察する描写も。なお、霊界裁判で戸愚呂の地獄行が決まり、その道すがら幻海と会った場面で、人間時代を思わせる穏やかな表情を浮かべながら別れの言葉を口にしています。
戸愚呂は元々人間時代、自分の弟子たちを愛する心優しい性格であり、妖怪への転生はその弟子たちを妖怪に殺されたことがきっかけになっています。
さまざまな悪事に手を染め、多くの妖怪・人間を殺めた戸愚呂ですが、純粋な強さの追求、そして道を外してしまった自分に決着をつけてくれるような強者との出会うことが、その本意だったのかもしれません。
幽遊白書の戸愚呂は己の強さを追い求めた屈指の悪役キャラクター
戸愚呂は幽遊白書における屈指の悪役キャラクターです。己の強さをひたすらに追い求める姿や、幽助たちを絶望させた桁違いのパワーはインパクト大。
また、戸愚呂を形作った複雑な過去や人間関係も人物像に深みを加えています。ぜひ幽遊白書を実際に見て、戸愚呂の強さに触れてみてください。
ピックアップ