清里明良の死が抜刀斎の運命を変える
抜刀斎もまた生きるために暗殺をする人間であり、清里明良もこれまでに殺してきた人物の一人にすぎないです。しかし清里明良の死が、緋村剣心の運命を大きく変えます。
清里明良を殺してから数日が立ち、人殺しに対して疑念を抱き始めた緋村剣心の前に一人の女性が現れます。その女性の名は雪代巴であり、清里明良の許嫁だった人物です。清里明良の仇が緋村剣心と伝えられた雪代巴は、許嫁だったことを隠して緋村剣心に近づきます。
最初は復讐のために近づいたが、緋村剣心もまた時代に翻弄された人物ということを知り徐々に復讐心の思いが薄れ恋心が生まれます。
しかし恋心が生まれてしまったことが、緋村剣心と雪代巴の運命を狂わせる結果になります。夫婦となり穏やかな生活を送る中で、雪代巴が拉致されてしまいます。
拉致した敵は緋村剣心が敵と教えた人物であり、雪代巴を差し向けたのは緋村剣心の弱点にするためだったからです。雪代巴を救おうと指定された場所に行ったが、それは罠であり策略により緋村剣心は五感を失います。
しかし過去の修行で見えない状態でも切り捨てる技能を持つ緋村剣心は、そんな環境下でも最後の力を振り絞って敵を切ろうとします。
しかし手ごたえを感じて目を開けて見えた光景は、自分の刀が愛するものを敵と一緒に切り捨てていた光景です。
抜刀斎の運命を変えた女性の生涯
復讐のために近づいたはずが恋心が芽生えたことで、夫を守るための行動が最悪の結果を招いてしまいます。この時に巴の持っていた短刀が抜刀斎のほほを傷つけたことで、原作の十字マークの傷につながります。
この追憶編は実写でも描かれており、抜刀斎の運命を変えた女性の生涯は物語の重要な部分として見逃せない部分です。
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