レールの片側を走行する新しいプラレール
オーソドックスなプラレールは、レールにある2つの溝に左右の車輪をそれぞれはめて走行します。そのレールの溝ひとつだけを使用して走行させるように作られたのが、プラレールアドバンスです。
プラレールアドバンスはレールの片方のみで走行するため、1本のレールで2つの車両を個別に走らせることもできるのが魅力です。
また、レール半分に対応するということで、標準的なプラレールよりもサイズが小さくなり、Nゲージの本格的な情景部品とも組み合わせることができます。
プラレールアドバンスの失敗「単純に売れなかった」
画期的なアイデアとして世に出たプラレールアドバンスですが、生産打ち切りになってしまったのは、単純に売り上げが好調ではなかったからです。
プラレールのメインターゲットはあくまでも子どもで、対象年齢は3歳以上に設定されています。対象年齢が低ければ、それだけ大勢の人に購入してもらえます。
自我が芽生え始めた子どもに買い与える家庭も多いでしょう。しかし、プラレールアドバンスの対象年齢は6歳以上に設定されています。
6歳といえばアニメキャラクターやヒーローなど、プラレール以外にも興味を引かれるものが多い年頃です。したがって、プラレールアドバンスは購入される可能性が減り、そこまで高い売り上げは記録できませんでした。
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