登戸無差別襲撃事件に関する松本の発言
登戸駅近くのバス停付近で起きた無差別襲撃事件の容疑者に対して、松本はワイドナショーの番組内で「不良品」と呼んだことがありました。
具体的には、「人間が生まれてくるなかで、どうしても不良品って何万個に1個(生まれてくる)。これはしょうがないと思う」と発言したのです。
そして、「もう不良品同士でやりあってほしい」と付け加えました。
この発言は、人間を先天的な要因で差別化し、劣る者は後天的に為す術が無いから排除すべきという「決定論」に基づくものとして世間から一斉に批判を浴びたことは知られている通りです。
松本としては、性悪説に立ち、せめて善良な市民に危害を加えないでほしいという願望を述べたに過ぎないのかもしれません。しかし、生まれながらにして救いようのない悪人がいて、内輪で殺し合えば良いという内容には、賛同を得られませんでした。
指原莉乃に対するセクハラ発言
松本人志は、同番組で、共演者の指原莉乃に対し、「お得意の体を使って」と発言したこともあります。
それは、NGT48の山口真帆の自宅に男性ファンが押しかけた事件をワイドナショーが扱った時で、指原が「誰がトップなのか私ですら分からない」とNGT48の現状を訴えると、松本人志が「お得意の体を使って何とかするとか」と言ったのです。
この失言に対しても、女性蔑視発言として世間に非難の嵐が巻き起こりました。
しかしながら、ワイドナショーは収録放送であり、生放送のように出演者の発言を編集できない訳ではありません。
そこで、こうした発言を繰り返す松本人志だけでなく、松本の発言を編集段階でカットしなかったフジテレビも批判の対象になりました。
フジテレビとしては、ワイドナショーの独自性を維持するために、できるだけ松本の発言をカットしないことが望ましいという方針を堅持していたのです。
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