「忌み子」の読み方、その意味は?
「忌み子」の読み方は「いみご」または「いみこ」です。「いみご」と読む方が多い様ですが、どちらでも問題はありません。
人気のボカロ曲「六兆年と一夜物語」では「いみこ」となっていますね!そして気になる忌み子の意味は、「周囲の人々から望まれないまま生まれた子」です。
「忌み」という言葉には「けがれを避ける」という意味もあるように、「不浄として避けられ嫌われる子」としてこの言葉を使う時もあります。差別の意味を持つため、安易に他人に言って良い言葉ではないということを覚えておきましょう。続いてはこの言葉が生まれた歴史背景を紹介します。
「忌み子」は古事記から?悲しい歴史と風習
忌み子の歴史には差別的な一面が大きくあり、その歴史は日本最古の歴史書である古事記まで遡ります。
古事記に記されている、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の間に生まれた水蛭子(ひるこ)は手足が異形のまま生まれたため、葦船に入れられオノゴロ島から流されてしまいます。
そして神の子の数には含まれないとも記されており、周囲から避けられ棄てられた子というわけです。他にも忌み子に関する逸話は歴史的に数多く存在します。しかしながら忌み子とされてしまった理由のほとんどは、「周囲の子と違う」「待ち望んでいない」とあり、悪しき風習といえます。
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