「梟」「隻眼の梟」とは
その正体に言及する前に、まずは梟と隻眼の梟とは何なのかから確認していきましょう。
この2つはとても似ていますが別物です。力による支配を試みる喰種集団「アオギリの樹」の創設者でありリーダー、それが隻眼の梟です。
CCGからは「隻眼の王」などとも呼ばれています。喰種の証とも言える赫眼が片方しか確認できていないことが隻眼の由来です。
そして、この隻眼の梟に成り代わり立ち回る、いわば偽物も存在します。それが梟です。
エトは梟なのか?
エトはアオギリの樹の幹部の1人。全身に包帯を巻いた姿であったため、その正体は謎に包まれていましたが、物語の途中で小説家の高槻泉であることが判明しました。
高槻泉と言えば、カネキとリゼが交流を持つきっかけともなった小説「黒山羊の卵」の作者です。
高槻泉はペンネームであり、本名は「芳村愛支」。あんていくの店長である芳村と人間の女性との間に生まれた半喰種です。
このエトこそがアオギリの樹のリーダー、隻眼の梟の正体でした。人間から半分喰種になったカネキ同様、半喰種であるエトも赫眼は片目のみであり、これが隻眼の理由です。
つまり、エトは梟ではありません。このエトをかばい、自ら隻眼の梟の代わりになることでCCGの目をエトからそらそうとした人物、それはエトの父である芳村です。
なお、アニメにおいては√Aの最終話において、エトが隻眼の梟であると明かされています。
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