だいだらぼっちとは?宮崎駿作品もののけ姫に登場する伝説のシシガミの正体は?

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もののけ姫に登場するシシガミとは

宮崎駿作品のもののけ姫に登場するシシガミの夜の姿は、大きな巨人のような姿です。二足歩行で歩く姿は、物語のなかでも怖がられており、映画を見た人の中にも恐怖を感じた人もいるのではないでしょうか。

正体はだいだらぼっちで、命を与え奪う存在とされていました。

なぜ夜に徘徊しているのかというと、だいだらぼっちは、夜に徘徊しながら森を育てているのだそうです。昼間のシシガミの姿で登場したとき、シシガミが触れた地面の草が成長して枯れるというシーンが描かれていました。

そのことからも、触れるものを成長させるという力を持っていることがわかります。また、アシタカの傷を治し命を与えたシーンもありました。

しかし、乙事主がシシガミに助けを求めに行った際、命を奪われているシーンもあります。そのため、シシガミは人間でなく全ての生き物の命を与えも奪いもする存在であるということがわかります。

シシガミの正体はだいだらぼっち

宮崎駿作品のもののけ姫では、さまざまな森に住む生き物が登場します。多くの生き物は動物のような姿ですが、シシガミの夜の姿であるだいだらぼっちは、他の生き物と違うように見えます。

だいだらぼっちの元ネタは、日本各地で伝承される巨人で、各地でだいだらぼっちが山や湖などを作ったという形で伝承されていることが多く、これは、国を作った神様に対する巨人信仰から生まれたとされているようです。

だいだらぼっちが作っているおかげで自然があり、命が生まれその恵みを与えられているのが人間を含めた全ての生き物ということになります。

シシガミが全ての生き物の命の神様という存在ということではないでしょうか。そんなシシガミの首をはねるなんて、本当に祟られるのもよくわかります。