更木剣八について
漫画「ブリーチ」において、護廷十三隊は尸魂界の護衛や虚の退治、更には魂魄の保護などを任務としています。死神達は、入隊試験を受け、選ばれた者たちだけがその隊長職についています。
更木剣八は、前十一番隊隊長を決闘で倒してその座を勝ち取ったことから、周囲からかなり異端の存在として見られていました。ボロボロの羽織袴を纏い、野晒と呼ばれる斬魄刀は卍解すらできていませんでした。ですが、粗野で野蛮な印象とは裏腹に、部下思いの一面も併せ持ち、信頼性はかなり高い人物と伺えます。
登場した頃から強い者と戦うことだけを目的とする更木剣八にとって、自身の斬魄刀が最強かどうかというのは興味がなかったようです。
斬魄刀・野晒
更木剣八の卍解が最強な説は、彼が持つ斬魄刀にあります。漫画「ブリーチ」に更木剣八が初登場した際から常に持ち歩く斬魄刀には、名前はありませんでした。それは、更木剣八自身が斬魄刀について理解しようとする意思がないためだったのです。更木剣八は、他の死神と違い、始解さえしていませんでした。
千年血闘篇において、4番隊隊長の卯ノ花烈との死闘のなか、更木剣八は自身の斬魄刀が野晒という名前であることを知りました。「呑め、野晒」の言葉と共に巨大な斧へとその姿を変えた野晒は、その大きさと破壊力が他の斬魄刀とはけた違いのため、最強ではと囁かれるのです。
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