アシタカの相棒・ヤックル
もののけ姫では、村人たちが馬に乗っているシーンがよく見受けられます。この時代で人間が飼いならすことのできた動物の中で馬は最も賢い動物の中のひとつであったということです。
しかしアシタカは馬ではなく、ヤックルを旅の共に選びました。
ヤックルは馬と同様に人間を乗せて駆けることができますが、その足のバネは力強く、岩場を駆け上がることもできますし、大きな角は力強く、馬よりも俊敏で強いことがわかります。
ヤックルの正体は?シカ?それとも?!
ではヤックルの正体はどの動物の種類なのでしょうか?
ヤックルの姿やつぶらな瞳はシカに似ていますが、物語の序盤でジコ坊はヤックルのことをアカシシと呼びます。
アカシシとはカモシカのことであり、ヤックルが険しい岩場を軽やかに駆け上がる姿はカモシカを彷彿とさせます。
また、ヤックルはアイベックスにも似ています。シカもカモシカもウシ科の哺乳類ですが、アイベックスは野生のヤギのことを指します。アイベックスは山岳地帯に生息し、ヤックルの角のような、大きくて後ろに向く角を持っています。
これらの観点からヤックルは、カモシカやアイベックスからインスピレーションを受けた、架空の動物だと考えられます。
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