じゃりン子チエとは
「じゃりン子チエ」は関西を舞台とした漫画で、大阪市頓馬区西萩に暮らす小学5年生の女の子竹本チエを中心に、チエをとり巻く人々の人情味あふれる生活を描いています。じゃりとは子供を表す俗語で、子をつけると女の子の意味になります。頓馬区西萩という地名は存在しませんが、南海電車、通天閣など実在のものも登場します。
漫画は「週刊アクション」で1978年10月から1997年8月まで連載されました。作者は、はるき悦巳です。コミックは67巻まで発売されており、発行部数は3,000万部を超えています。1980年度には小学館漫画賞を受賞しました。
アニメ動画は1981年10月に始まりましたが、それに先駆け映画が製作され4月に公開されています。映画の監督は高畑勲です。アニメは2期まで作られ1期は1983年3月まで放送されました。2期の放送は1991年10月から1992年の9月までです。
主要キャストには声優を起用せず、関西出身の俳優や関西で活躍する芸人が担当し関西弁で制作されています。
アニメ動画2期の最終回は
アニメ1期の最終回のタイトルは「最終回とはいうものの…」でした。2期の最終回は「アントニオが盗まれた」です。最終回の匂いがしませんね。アントニオはお好み焼き屋の百合根光三の飼い猫で、現在は剥製になって店内に飾られています。光三の現在の飼い猫はアントニオJr.です。
ある日古物商によってアントニオの剥製が盗まれチエたちも手伝って古物商を探した結果、アントニオJr.が古物商の店を探し当てます。しかしすでに剥製は池に捨てられたあとでした。カナヅチの古物商は池で剥製を発見しますが溺れ、チエの飼い猫の小鉄と警官が救助のために池に投げ入れられるドタバタのうちに終わります。
最終回も、いつもの日常でした。この時点で原作の漫画が最終回を迎えていないことも、この最終回の要因ではないでしょうか。
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