3つの違いは「味噌」
永谷園の味噌汁には、「あさげ」「ひるげ」「ゆうげ」という3つの種類が存在しています。ここで問題になるのが、3つのタイプの味噌汁にはどのような違いがあるのかという点です。3つのタイプで最大の違いといえるのが、使われている「味噌」の種類です。
まず「あさげ」で使われているのは、2種類の味噌を使った合わせ味噌です。辛口の赤みそを2種類合わせることで、深みのある風味や飲みやすい味噌汁を作っています。
一方「ひるげ」では赤みそが使われていて、「ゆうげ」は白みそが使われています。タイプの違いによって使っている味噌の種類を変えることで、飲みやすく美味しい味噌汁を実現しています。
また味噌へのこだわりのほかにも、鰹節や煮干しの出汁、昆布のうまみを加えて家庭では難しい風味を実現しているのも永谷園の味噌汁における特徴の1つです。
使われている具材は同じ
永谷園の「あさげ」「ひるげ」「ゆうげ」の違いを考える際、具が異なるというイメージを持っている方もいます。しかし実際の味噌汁では、タイプが違っていても具は共通して同じものが使われています。
使われている具材は、板麩とわかめとネギの3つです。板麩は、職人が毎朝気温や湿度に応じて配合を変えています。微妙な配合の違いよって、常に高い品質が維持できるようになっています。
またわかめの製法には、お湯に入れたときに戻りが良くなるための工夫があります。そしてネギも、お湯への戻りが良くなるほかにも、味噌や出汁の風味を消さないように比率が調整されています。
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