既に砕けてしまったキャラクター
ラピスラズリは深い青色のストレートロングヘアをした宝石で、特徴的な金色の粒は重なり合った三角形で表現されています。
重要人物ではあるものの、実はラピスラズリ本人は『宝石の国』本編には登場しません。本編がスタートする以前に月人との戦いで頭部以外を既に持ち去られており、頭部だけが長期休養所に保管されていました。
漫画やイラストでは、コンビを組んで活動していたゴーストクオーツや、後に大きな関わりを持つことになるフォスフォフィライトと一緒に描かれていることが多いです。
「天才」故の危うさ
『宝石の国』に登場するキャラクターは、実在する鉱物が元ネタになっています。ラピスラズリは金色の粒を含んだ青い石で、まるで夜空のような輝きを持っています。
古くからパワーストーンとして愛され、判断力や洞察力、人格的な成長を高める効果があると言われてきました。そうした元ネタの意味を反映したのか、ラピスラズリは宝石達の中でも天才と名高く、知識量や記憶力も優れていたと評価されています。
しかしその才能を皆のためではなく自分の知的好奇心を満たすために使う傾向があり、ユークレースには「少し危ういところがあった」と評されています。
思考を止めることがなく、月人に射貫かれたのも戦いより思考に集中力を割いたからでした。嘘を吐くのも得意で、自分の頭が誰かに繋げられることも想定しているなど、他の宝石達に比べて異端的なところが目立つキャラクターだったようです。
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