インフィニティのなりそこないの正体は？映画劇場版エヴァンゲリオン考察・解説

もともとは何？インフィニティのなりそこないの正体を考察

インフィニティのなりそこないについて、作中では丁寧に語られませんでした。この段落では、断片的な情報をつなぎ合わせながら、正体を考察します。

はっきりしているのは、インフィニティのなりそこないがニア・サードインパクトの産物だという点です。インパクトとは新しい生命体を生み出す前に、世界を浄化するための儀式です。

この点だけを考えれば、インフィニティのなりそこないとは「不完全なままの新しい生命体」ということになりそうですね。

インフィニティのなりそこないの首がないのは、サードインパクトが途中で終わってしまったからです。だから不完全な生命体として生まれてしまったのでしょう。

もしも碇ゲンドウによるファイナル・インパクトが成功していれば、インフィニティは完全な生命体へと進化していたはずです。ただし、実際はシンジに阻まれてゲンドウの計画は失敗しました。

「シンエヴァ」のラストで、インフィニティのなりそこないは解体されて人間の形に戻っていきます。

インフィニティのなりそこない以外にも、「アダムスの器」「ゴルゴダ・オブジェクト」「カルヴァリーベース」など、「新世紀エヴァンゲリオン」の劇場版には専門用語が続出します。

その意味を読み解くのも、作品世界を深く楽しむ方法のひとつです。