メラニズム人間とは?日本人もいる?動物も?その症状は?

知識

メラニズムとは?

メラニズムというのは、日本語で直訳すると黒変種のことです。具体的な症状としては、突然変異によってメラニン色素が過剰に分泌され肌や髪の毛などが黒から褐色になった生き物のことを意味します。

なお、これはあくまで先天的なものなので、日に焼けて黒くなるのとは全く違います。また、黒変種の対となる存在は、メラニンを作る機能は正常なものの、皮膚や毛が白いリューシズム、日本語で白変種と呼ばれる個体が該当します。

体内のメラニン色素の量という観点からするとメラニン色素をほぼ作ることができないアルビノが対の語と思われがちですが、遺伝的欠陥が原因であるアルビノは、遺伝・生物学的見地からすると逆の存在とは言えません。

メラニズムにはどんな動物がいるの?

メラニズムの割合は、動物の種類によって大きく異なります。これまでに調査されている範囲で言うと、キングペンギンのメラニズムは30000羽に1羽程。つまり、0.0033%とかなりレアであることがわかっています。

一方で、ヒョウでは11%程、ジャガーでは9.8%程がメラニズムであるという調査結果があり、要は10頭に1頭はメラニズムと言えます。

なお、実は多くの人が画像や実物を一度は見たことがある黒ヒョウも、メラニズムです。黒ヒョウは、単に一般的なヒョウのメラニズムに過ぎません。