グラトニーの腹部から出るには一つしか方法がない
不本意ながらエドワード・エルリックとリンはエンヴィーと一時結託してグラトニーのお腹から出る方法を模索します。
賢者の石の材料は人間の命です。エンヴィーの体はすでに魂だけになった人たちが元となって作られていました。
人の命を利用してまで賢者の石はほしくないと願っていたエドワードですが、エンヴィーの体の中に魂だけ詰め込まれたままの子どもたちの魂を開放させるためにも、彼らの命を使い、真実の扉を開くことに成功し、無事、グラトニーのお腹の中から出得ることに成功しました。
他の敵キャラにはどんなものがいるの?
七つの大罪なだけあってメインの敵キャラは7人。エンヴィーとグラトニー以外のにはどんなキャラがいるのでしょうか。
ラスト
ラストはスタイル抜群の美人で、「色欲」がベースになっています。そのため、色目使って情報を引き出そうとすることもよく見られます。
グリード
そしてマンガやアニメの中でもかなり人気が高かったキャラクターがグリードです。グリードはその素行の悪さから一度「お父様」によってただの賢者の石に戻されてしまいます。
スロウス
スロウスはマンガの終盤になって初めて登場してきたキャラクターで、意味は「怠惰」です。基本的に表舞台で戦闘することはほとんどありませんが、彼は彼にしか出来ない大事業を誰にも気づかれずにずっと続けていたのです。口癖は怠惰らしく「めんどくせー」です。
ラース
「憤怒」の意味を持つラースはなんと人間性会における軍のトップ、大総統として君臨しています。そんため、まさか彼が国の転覆を狙っているとは誰も思わないのです。
ラース以外の人造人間たちは基本的に成長することはありませんがラースだけは自分が妻と一緒に年を取ることを選んだのです。最も人間らしい心を持った人造人間といえるでしょう。
人増人間たちは完全なる悪なのか
このマンガのテーマは実に壮大です。誰かが必ず正解で、誰かは必ず悪人という仕切りがなく、誰もが次の瞬間には仲間にもなれば敵にもなるという現実的な部分もしっかり描かれています。
命の価値を改めて考えさせられる作品ですよ。
人気絶頂の中最高の形で最終回を迎えた最高のマンガ
鋼の錬金術師を語るに当たり、よく出てくるのがエンディングの潔さでしょう。
ダラダラと話を長く続けようというとすることもなく、誰もが納得がいく形で大ハッピーエンドを迎えたというのも、近年のマンガでは珍しかったのです。
だからこそ、定期的に読み返したくなってしまうのでしょうね。
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