頭に関するほかの考察
頭は舞首だという考察が多くなされていますが、そのほかには「ゴンザ」なのではないかという説も見られます。
ゴンザとは、同じくジブリの名作として人気の映画「もののけ姫」に登場するキャラクターです。
森の中の集落であるタタラ場において、リーダー・エボシ御前の側近として振る舞う屈強な男性です。顔の輪郭といい、髭の生え具合といい、まさに頭に瓜二つ。
同じキャラクターかと思うくらいそっくりなのです。頭の正体がゴンザだとすれば、なぜ頭が3つあるのか、なぜ頭だけの状態になっているのか、その経緯に謎と恐ろしさも感じますが、考察としては非常におもしろいですね。
なお、頭は物語の後半で湯婆婆の姉である魔女、銭婆により坊の姿に変えられ、ねずみの姿に変えられた坊の代わりに子ども部屋に残されます。
また、坊の姿に変えられたのち、ハイハイしながら千尋たちを暖炉の穴に追いやり千尋たちはそこから落ちたため、釜爺のいる最下層のボイラー室に辿り着きました。
出番はそれほど多くありませんが、物語を進める上で重要なキャラクターだと言えるでしょう。
千と千尋の神隠しの3つの頭の正体は恐ろしい妖怪の可能性あり
千と千尋の神隠しに登場する頭は、そのユニークな見た目や行動とは裏腹に、恐ろしい由来をもつ妖怪だという可能性があることがわかりました。このように、都市伝説と化している謎がこの作品には多くあります。
ぜひ実際に作品を見て、物語とともにさまざまな考察を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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