「死亡フラグに気を付けろ」は人気の沖田回
「死亡フラグに気を付けろ」は原作コミックの31巻、アニメ版だと186話で登場するエピソードです。メインシナリオとは直接関係がなく、沖田の活躍を中心に描いた「沖田回」です。
ケーキ屋で買物をした帰り道、沖田は突然事件に巻き込まれます。少女にいきなり「父の仇」と呼ばれ、刺されてしまう衝撃的な始まりです。タイトル通りの結果になると思いきや、沖田は無事で、出血したように見えたのはタバスコの瓶のせいだったのです。その後、襲ってきた少女の霧江を沖田は容赦なくボコボコにして、万事屋に連行していきます。
彼女の父親は善良な一般市民であったにもかかわらず、六角家事件の際、攘夷志士と新選組の乱闘に巻き込まれ、沖田に切り殺されたと霧江はみんなに打ち明けます。果たして沖田は本当に「父の仇」なのか、普段と様子が違う彼の一面が見られる貴重な回です。
本気の沖田の戦闘描写や普段はまるで見せない彼の優しさが描かれる、レアな回でもあります。
沖田と神楽の不思議な関係性
「死亡フラグに気を付けろ」は沖田が主役級の活躍を見せる話ですが、同時に彼のライバル的な存在の神楽も目立つ回です。あまり新選組以外のメンバーとは関わらない沖田ですが、なぜか神楽についてはちょっかいを出します。
沖田、神楽ともに作中屈指の戦闘力を誇り、一度スイッチが入ると狂暴な戦士に変貌する、他人に対してはドSな対応をする等、二人のキャラクターはかなりの部分共通しています。銀魂ファンの間には色々なカップリングがありますが、いわゆる「沖神」は数ある組み合わせの中でもひと際、人気があります。
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