人生に絶望している薬物中毒者
ジョジョ第6部、ストーンオーシャンの終盤では、主人公空条徐倫の宿敵であるエンリコプッチ神父が、ディオの骨から生まれた緑色の赤ちゃんと融合します。
それによって、ディオの血を引く子どもたちが、プッチ神父へと引き寄せられることになります。ウンガロはそのディオの子どものひとりで、人生に絶望している薬物中毒者です。
そして、薬物症状によって病院に運び込まれる際に、プッチ神父と出会い、スタンド能力を引き出してもらいます。
創作の登場人物を実体化させる能力
ウンガロのスタンドの名前は、自由人の狂想曲、ボヘミアン・ラプソディーといいます。創作の中の登場人物を実体化させる能力で、創作の種類は関係ありません。
絵本や漫画などの物語の他、絵画や道路標識に描かれたものも実体化しています。その範囲が世界中に及ぶため、非常に強力です。実際にウンガロがアメリカのフロリダにいるにも関わらず、イタリアにあるヴィーナス誕生の絵画が出歩いたり、北斗の拳のラオウが日本で暴れたりしています。
そして、実体化した登場人物に心を惹かれた人は、そのまま物語に引きずり込まれます。命を落とす場合はそのまま殺害されてしまいます。その際には心惹かれた人の精神だけが肉体を離れ、周囲の人に気付かれないまま命を落とすことになります。
その問題を解決するには能力を解除しなければなりません。一度発動したら、解除しない限り、登場人物が戻ることはないです。けれど、持ち主であるウンガロを見つけることがとても難しいです。そのため、非常に強力なスタンド能力と言えるでしょう。
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