銅メダルの選手が2人になる理由
前述したように、柔道ではトーナメントにシード枠が用意されておらず、その代わりに敗者復活戦と呼ばれるシステムが用意されています。
これはトーナメントの3回戦までに負けた選手、準決勝で負けた選手に与えられる権利のことです。
オリンピックのトーナメントでは2ブロックに分かれるため、最初にそれぞれのブロックの1回戦、2回戦で負けた選手同士が試合をします。ここで勝った選手は3回戦で負けた選手と試合を行い、その勝者が3位決定戦に進むというのが基本の流れです。
この3位決定戦で勝った選手は晴れて銅メダルを獲得することができます。
そして忘れてはいけないのが準決勝で負けた選手です。こちらも敗者復活戦と同様に、3位決定戦が行われて勝った方が銅メダルとなります。国際大会で柔道だけが銅メダルの選手が2人出るのはこれが理由です。
トーナメントでは展開が予想できないからこその措置というわけですね!
敗者復活戦は盛り上がりを損なわさせないための処置
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