オリンピックを始めとした国際大会では、成績によって金、銀、銅の3選手が選ばれますが、柔道だけは銅メダルの選手が2人選ばれます。
これは、ほかのスポーツにはない、柔道ならではの特殊なルールが理由です。今回は、柔道だけ銅メダルの選手が2人選ばれる理由について解説していきます。
トーナメントの仕組み
スポーツの試合では、トーナメント形式で行われる時に1回線、2回戦が免除されるシードと呼ばれる枠が用意されるのが一般的です。
他の人は1回戦から試合をしているのにズルいと感じるかもしれませんが、シード枠は優勝を狙える有力選手が早い段階で姿を消すことを防ぐための処置です。
そのため、国際大会のシードは過去の大会での成績などを基準に決められます。
世界中の選手が参加する国際大会で結果を残すのは簡単なことではなく、シードは優秀な成績を残した人が得られる権利の一つです。
しかし、柔道ではオリンピックのような国際大会でもシード枠は用意されず、実力に関係なく全ての選手が1回戦からスタートします。
銅メダルの選手が2人になる理由
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