両方ともロレックスグループのブランド
ロレックスとチューダーは、両方ともロレックスグループが展開するスイス系高級腕時計ブランドです。
兄弟ブランドという事になりますが、兄にあたるのがロレックスで、こちらは1905年にスイスではなくイギリスで立ち上げられた歴史をもちます。
そのロレックスは高価で創業地・イギリスの労働者階級の人々には手が届きにくかった状況の中、廉価版ブランドとして1926年に立ちあげたのがチューダーです。
衣料品の世界で分かりやすく例えると、ファーストリテイリングが展開するユニクロと、それよりも価格が安いGUのような関係と言えます。
両ブランドとも立ち上げたのはドイツからイギリスに渡って来たハンス・ウィルスドルフという人物で、スイスのジュネーブを拠点を移したのは1919年の事です。
TUDORの呼称は「チュードル」?「チューダー」?
ロレックスグループが、弟ブランドにあたるTUDORの日本展開したのは2018年の事です。それまでインターネット通販の並行輸入店では大人気で、日本上陸前は「チュードル」という表記・呼び方でおなじみでした。
しかし、日本展開を開始するにあたってブランド側からの呼びかけにより、呼称が「チューダー」に統一されます。古くからのファンの中にまだチュードルと呼んでしまう人もいるようですが、日本でも少しずつチュードルではなく、チューダーという呼称が浸透している状況です。
ちなみにブランド名も創業地と関係しており、中世のイギリスで繁栄した「チューダー朝」が由来となっています。一方、ロレックスは元々別のブランド名でしたが、ハンス・ウィルスドルフは一般受けを意識して短くて覚えやすいものへの改称を考えだすようになりました。
そんな中、ある日「Rolex」という新たなブランドをひらめいて気に入り、彼の意思で改称したという歴史をもちます。つまり、ロレックスというブランド名は完全な造語という事です。
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