デスゲーム系のミステリー漫画「鳥籠ノ番」
「鳥籠ノ番」は、2012年から2014年まで連載されたミステリー漫画です。これから、あらすじを紹介します。
女子高生が行方不明になり、同じクラスの男女6人が探しに出かけます。目的地は閉園された遊園地で、カップルが訪れると永遠に結ばれるという伝説があるからです。
女子高生は、最後に男性と一緒にいたと目撃されています。本作品の主人公は男子ですが、独り言をつぶやく癖があります。周囲から不気味に思われても、主人公は気にしていません。
6人で遊園地に乗り込みますが、鳥籠のような部屋に入った途端に閉じ込められてしまいます。そして、覆面をした人物から「謎を解くまでは帰れない」と言われて絶望します。
ここからはネタバレになりますが、6人のうちリーダーシップをとっていた女子が死んでしまいます。その後も、さまざまな危険に遭遇したり、新たな登場人物が現れたりして、スリルに満ちた展開が特徴的です。
最終的に、行方不明になっていた女子高生は見つかります。実は、主人公の男子は、女子高生の彼氏だったのです。周囲はまったく知らなかったので、驚きました。
そして、犯人像からは最も遠いと思われた女子が、母親とともに事件を引き起こしたことが判明して物語は終わります。
「鳥籠ノ番」のレビューについて
「鳥籠ノ番」はデスゲーム系と呼ばれており、人気のあるジャンルです。全4巻の短い漫画ですが、「鳥籠ノ番」は謎をすべて解決して完結しています。
けれど、読者による評価は二つに分かれています。なぜなら、犯人像に納得できない読者もいるからです。好意的なレビューをつけた読者は、細かい伏線も回収して終了したことを評価しています。対照的に、低評価のレビューをつけた読者は犯人像に納得していません。
事件を計画するだけの動機が弱いからです。家庭問題が絡んだ怨恨ですが、「ここまで大掛かりな計画が必要だったのだろうか」と疑問に思った読者は多いです。そのために「鳥籠ノ番」のレビューは二分されています。
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