少女椿ネタバレあり！漫画映画のあらすじ感想からラストを考察！

「少女椿」とは何か

「少女椿」は、1984年に青林堂から発行された漫画です。作者の丸尾末広は、怪奇物や官能物が得意な漫画家です。ホラー系やバイオレンス系の漫画を好む読者が、「少女椿」を愛読する傾向があります。

もともと紙芝居の「少女椿」を原案にしていますが、ラストが大きく異なります。ここから、概要のネタバレになります。

紙芝居の「少女椿」では、ヒロインのみどりは両親と生き別れたあとに、最後は苦難を乗り越えて幸せになります。ところが、漫画のみどりは病弱な母親が亡くなったあと、見世物小屋で下働きをします。

しかも、みどりは芸人たちにいじめられて辛い仕打ちを受けます。けれど、みどりは負けていません。芸人と敵対して、戦う姿勢を見せます。最後は、みどりを守ってくれた座長が殺され、一人きりになるという後味の悪い終わり方です。

「少女椿」は1984年に青林堂から発行されたあとに、改訂版が1999年に出ました。その後、青林工芸術舎から2003年に改訂版が出版されました。

ただし、電子書籍は配信されていないので、「少女椿」を入手するのは難しいと言われています。中古の本を扱っている店舗から取り寄せるファンは多いです。

「少女椿」は猟奇性の高い作風なので、エロティックやグロテスクな漫画が好きな方に向いています。丸尾末広ファンからの評価は高く、レビューでは高得点をマークしています。熱狂的な支持者がいるために、「少女椿」はアニメ映画化や実写映画化されました。

ただし、1992年公開のアニメ映画はR15指定され、映倫から削除を求められた箇所があります。実写映画は2016年に上映されましたが、アニメ映画と同様にR15指定を受けました。