分岐は3つ
魔女に追われる段階で回収出来る「エレンズナイフ」の有無で分岐します。
ノーマルでは館を脱出したヴィオラは森の中で自分を探しに来た父親と再会。追いかけてきた魔女と対峙しますが父親の銃で魔女は倒され、2人は無事に森を脱出。ENDの文字が出ますが後ろに?がついており、謎が残されている事がわかります。
エレンズナイフを所持する事で迎えるトゥルーでは、父親と再会する前に魔女に追いつかれます。ヴィオラが一撃を与え、魔女に向けて「しぶといな」と発し真実を口にします。
そもそもプレイヤーは館の謎を解き「魔女の日記」を読むのですが、そこには魔女エレンが病気を患い一人で苦しんでいた事が綴られてます。
日記の最後はヴィオラに向けられたもので「彼女の体を貰う事にした」と書かれており、この時「このままでは魔女の体と入れ替わってしまう」という思いで館から逃げますが、追ってきたエレンに対しヴィオラは「”かえして?”やだよ。この体、どこも痛くないんだもん」と告げます。
彼女の優しさに付け込み「1日だけ」と体を交換したのですが、助けが呼べないよう喉を焼く薬を飲ませたり、目をえぐり出したり足を切ったりと、最初から体を返すつもりなんてありませんでした。
体を手に入れたエレンの唯一の誤算は、ヴィオラが魔女の力をもってエレンを閉じ込めた事でしたが、館はヴィオラではなくエレンの手助けをし、エレンの脱出を助けていたのだという言葉にヴィオラは落胆します。
一通り会話が終わった所で父親がやってくると、ヴィオラは助けを求めますが言葉を発する事が出来ず、振り絞った“お父さん”も声にならず「寄るな化け物!」と銃で撃たれ、拒絶された事で絶望したヴィオラは死んでしまいます(魔女は「絶望」しないと死ねない)2人は森を脱出すし、エレンは脱出前に笑みをもらします。
また「下がれヴィオラ!」の言葉に魔女の体に入っているヴィオラも下がっていたりと、父親が事情を知らないとは言え、救いはありません。
セーブを一切しない事で、エンディングではなくセリフ等内容が変化します。まずエレンの寝室前で死んでいた黒猫が生きていて会話をする事が出来ますが、最後は「黒猫」から「悪魔」になっており「あとはがんばってね、魔女エレン」と言い消えてしまいます。
MVのExtraを選ぶ事で悪魔と契約を交わし魂を捧げる事で魔法を貰い、エレンは魔女となったのだと知る事が出来ます。ヴィオラの死後黒猫が現れますが、あれは黒猫に憑依していた悪魔が魂を食べに来たと解釈出来ます。
何もないエンディング
開始時のマップで移動せず1時間経つと、薔薇が消えてヴィオラ(エレン)は森を脱出できます。
これはエレンの体が持たず魔法が解けた為で、交換した自分の体が長くないと分かっていても館に戻ったのは、彼女の絶望した顔を見たかったからだと考えれます。
優しさでヴィオラが言った「変わってあげられたら」と言う言葉に激しい殺意を覚えたのです。
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