ジョジョの奇妙な冒険とは
「ジョジョの奇妙な冒険」は、荒木飛呂彦原作によるホラーサスペンス漫画です。1986年から2004年までは「週刊少年ジャンプ」で、2005年からは青年誌「ウルトラジャンプ」で連載中です。
第1部の主人公ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーとの因縁から始まり主人公や舞台を変えながら、ジョナサンの子孫を巻き込んで100年以上にわたって戦いが繰り広げられます。作品のテーマは人間賛歌であり、登場人物たちは敵味方を問わず恐怖を克服し困難に立ち向かいます。
「ジョジョ」を語る上で欠かせないのが、特殊能力スタンドの存在です。空間を削り取る能力「ザ・ハンド」や小さな歩兵を操る能力「バッド・カンパニー」など様々な能力があり、スタンドを操るものをスタンド使いと呼びます。
第4部では1999年の日本、M県S市杜王町が描かれます。主人公はジョナサンの孫ジョセフ・ジョースターの隠し子、東方仗助です。ジョセフの孫で海洋学者の空条承太郎が仗助を訪ね、杜王町に潜む凶悪な殺人鬼について注意を促します。
4部では特殊な矢で射抜かれたごく普通の市民たちが、スタンド使いとなり仗助と承太郎の前に立ちはだかります。
テレビアニメは2016年に放映され、原作を踏襲しています。
連続殺人鬼、吉良吉影
女性の美しい手にフェティシズムを感じる吉良吉影は、手の美しい女性を見ると殺したくてたまらなくなります。実際に47人の女性を殺害しており、手だけを切り離して持ち歩くなど異常な行動をとっていますが、一見したところは何の変哲もないサラリーマンです。
出世もせず穏やかな日々を送りたいと願っているにもかかわらず、彼の中にある殺人衝動がそれを許しません。
吉影の父、吉廣は吉影が21歳のときガンで亡くなりますが、自らのスタンドで幽霊となってとどまり息子を手助けしています。最後は仗助の策略にはまり、吉影の空気弾で成仏します。
吉影の人間味あふれるキャラクターはファンから愛され、吉影を主人公とするスピンオフ作品「デッドマンズQ」も描かれました。
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