ミカサの頭痛の正体は?
ルイーゼに御礼を言われるシーン、ルイーゼと懲罰房で話をするシーン、いずれにおいてもミカサが頭痛を感じている描写があります。
そして、頭痛と共に少女の頃に暴漢に襲われ、助けてくれたエレンに戦うよう促され、アッカーマンとしての力に目覚めた時の記憶を思い返しています。
前者の回想の際には、エレンにマフラーを巻いてもらい優しくしてもらった記憶がクローズアップされていますが、後者の回想の際には、エレンが暴漢に対して何度も刃を降ろす残酷な描写がクローズアップされています。
これはエレンの「戦わなければ勝てない」という言葉に対して、当時は納得したが、イェーガー派が動き出す頃には迷いが生じていることが表れていると考えられます。
後者のシーンでは特に頭痛で辛そうな描写であることから、本来ミカサは戦うことに対して抵抗感があり、自分の意志に反して戦うことを強いられている際に頭痛が生じているという仮説が立てられます。
ミカサのマフラーとルイーゼ
ルイーゼは「地鳴らし」発動による余波である巨人との戦闘の中で、雷槍の破片がお腹に刺さり、重傷を負います。
その時ルイーゼは、ミカサに近づきたい一心でミカサが置いていったマフラーを首に巻いたまま、ベッドの上で横たわり近づく死を感じていました。
エレンはルイーゼに「ミカサにマフラーを捨てて欲しい」と話していたので、ルイーゼは捨てるくらいなら憧れのミカサが身につけていたマフラーを纏って死にたいと思ったのでしょう。
結局、マフラーは会いにきたミカサに返しますが、ミカサの背中を追いかけて心臓を捧げて兵士になったルイーゼは悔いはないと言い残し、死亡します。
ルイーゼはミカサに影響を受け、そしてミカサの心にも影響を影響を与えた少女
ルイーゼはミカサに多大な影響を受け、その生涯を終えました。
しかし、ルイーゼとミカサのシーンを改めて確認すると、ミカサの心にも影響を与え、ミカサの心の内を明かすための重要な登場人物だったと言えるでしょう。
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