はなかっぱわからんの花が狙われる理由!無料アニメ大人も怖い最終回とは

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はなかっぱの花を狙うライバル

『はなかっぱ』におけるガリゾーとアゲルちゃんは主人公のライバルという立ち位置で描かれていますが、その理由はまさしく「わからんの花」を無理やりはなかっぱに咲かせ、奪おうと奮闘するためです。

では、なぜこの二人はこの花にそこまで執着するのでしょうか。それは、「黒羽屋蝶兵衛」といういかにも悪そうな名前の、ガリゾーの親分でありアゲルちゃんの祖父でもあるおじいさんが「わからんの花」に若返りの効果があると知り、花を取って来るようにと命令したためです。

それにより、ガリゾーとアゲルちゃん対はなかっぱの構図ができあがります。

怖い?『はなかっぱ』伝説の最終回

ある日、いつも通りはなかっぱの家族が食卓を囲んでいると、はなかっぱが祖父の食欲が薄れていることに気づきます。

その日からというもの、祖父の体調不良は続いていき身体は弱まっていくばかりで、ついには寝たきりにまでなってしまいます。

祖父を救うためには若返りの効果があるとされる「わからんの花」が必要だとガリゾーから聞いたはなかっぱは、世界中を巡って花を探しますが見当たらず、最終的に自分の頭の上で咲かせることができます。

「わからんの花」が手に入った喜びを胸に祖父のところへと向かったはなかっぱですが、祖父はこれを拒否。「春夏秋冬、朝昼晩、花は散るからこそ美しい」と言い残しこの世を去ってしまいます。

そして、事の顛末をガリゾーが蝶兵衛に話すと、蝶兵衛はもうはなかっぱから花を奪うことはしなくていいと話し、蝶兵衛のもとからガリゾーを解放します。

そして、「老人の延命のために、子どもたちの人生を犠牲にしてはいけない」「恥じることはない、死のう、時、満ちたなら」と言葉を残して物語は終わります。

散る美しさは「花=命」

もし「わからんの花」を使って若返ったとしても、生き物の命はいつかは尽きる運命にあります。そのことを「散るからこそ美しい」と花で例えて表現しているのは、花を中心としたストーリーの『はなかっぱ』らしいメッセージの込め方ですね。

実際のアニメは現在でも放送を続けていますが、その最終回はもしかしたら…?