「高台家の人々」は笑える恋愛漫画
「高台家の人々」のヒロインは、妄想するのが大好きなOLです。ごく平凡な容姿ですが、人あたりはよく、真面目に仕事をこなしています。ヒロインが務める会社にはイケメンのエリート社員がいて、女性社員から熱い視線が注がれています。
ところが、そのエリート社員はテレパスだったのです。偶然、ヒロインが愉快な妄想をしていることを知り、気分が明るくなったエリート社員は少しずつ近づきます。
実は、エリート社員の妹と弟もテレパスで、三人とも孤独を感じながら過ごしていました。作者の森本梢子はベテラン漫画家で、「アシガール」が大ヒットしました。
画力の高さと、色気のあるイケメンキャラクターに定評があります。「高台家の人々」の作画も安定しており、読みごたえがあります。
「高台家の人々」は打ち切りなのか?
「高台家の人々」は2012年から2017年まで連載され、全6巻で完結しました。笑えるシーンが多いのですが、テレパスに生まれついた悩みも描かれた奥深い作品です。
2016年には実写映画化されて、大きな話題になりました。ここからはネタバレになりますが、ヒロインはエリート社員と結婚します。
最終回では、結婚したヒロインに赤ちゃんができたことがわかりますが、テレパスである夫は悩んでしまいます。なぜなら、自分がテレパスとして苦労したからです。
けれど、ヒロインが「素敵なテレパスを知ってるから大丈夫」と思っていることが伝わり、前向きな気持ちになれました。
ハッピーな結末を迎えられたので、最終回に満足したファンは多かったです。中には「もっと読みたい」と感想を寄せるファンもいました。人気が落ちて、打ち切りになった可能性はありません。
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