圧倒的映像技術の進化、リブート3作品
ともすれば古典映画として扱われるようになっていた『猿の惑星』シリーズが再注目されるきっかけとなったのが、2011年からスタートしたリブートシリーズです。
2011年の『猿の惑星:創世記』を皮切りに、2014年には『猿の惑星:新世紀』が、そして2017年には完結編となる『猿の惑星:聖戦記』が公開されました。
このシリーズの見所はなんといっても映像技術の進化。
猿が完全CGで描かれたことで「猿の惑星と言えば特殊メイク」という思いの強い旧作シリーズファンからは批判もありましたが、CGで描かれつつも俳優が演技を吹き込んだ猿達の存在感は圧倒的です。
このリブートシリーズは、旧作オマージュが散りばめられていることが特徴です。
例えば1作目『創世記』ではシリーズの重要モチーフのおもちゃでシーザーが遊んでいたり、シーザーの母の名前である「ブライトアイズ」は、オリジナル1作目で主人公が猿達から呼ばれていた名前であったり、旧作を知っているとにやりとしてしまうネタが満載です。
オマージュネタもチェックしたいけれどオリジナル5作品を今から見るのは大変、と言う人は、このリブート作品から初めて遡るのもおすすめです。
自分に合ったスタート位置を見つけよう
『猿の惑星』シリーズ9作品について解説しました。おすすめなのはオリジナル版1作目か、リブート版1作目からのスタート。
シリーズの入り口ではあるもののお話は1本で完結しているので、ここで好みを探ってみるといいでしょう。
ピックアップ