レギュラスの屋敷しもべ妖精が鍵
ヴォルデモートは分霊箱であるロケットを隠す際に、レギュラスの屋敷しもべ妖精であるクリーチャーを使用しました。飲むと渇きが止まらなくなる毒薬を試すために、クリーチャーを実験台として使用するためです。そして、ヴォルデモートは毒薬の効果を見届けた後、クリーチャーを見殺しにしました。
しかし、そこで予想外のことが起こりました。ヴォルデモートはロケットを隠した洞窟に、移動呪文ができなくなる呪いをかけましたが、それはあくまでも魔法使いが対象でした。したがって、屋敷しもべであるクリーチャーは例外で、レギュラスの元へと帰ることができました。
レギュラスがクリーチャーに破壊を命じた
返ってきたクリーチャーからひと通りの話を聞いたレギュラスは、自ら分霊箱であるロケットの破壊を試みます。その方法は、自らが命を賭して毒薬を飲んだ後、同行したクリーチャーに破壊を任せるというものでした。そして、レギュラス自身はそこで命を落としてしまいます。
クリーチャーはロケットを入手することはできたものの、分霊箱は強力な魔法でしか破壊することができません。したがって、ロケットはクリーチャーが暮らすブラック家の屋敷で、しばらく仕舞われることとなります。
最終的には魔法省官僚の手に
ロケットがブラック家の屋敷から離れたのは、マンダンガス・フレッチャーという人物に盗まれたからでした。その後、かつてはホグワーツで教鞭をとったこともある、魔法省官僚のアンブリッジの手に渡ることとなります。
そして、最終的にはハリーたちがアンブリッジから奪取し、分霊箱の破壊に成功します。
紆余曲折があった分霊箱
rabであるレギュラス・ブラックが手に入れたスリザリンのロケットは、分霊箱の中でも特に複雑な経緯があり、色々なところを行ったり来たりしています。そのため、どのような経緯でそこにあったのか、わかりにくいということになりがちです。
ただ、背景をしっかり把握すれば、行方を辿ることはできます。
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