エヴァ初号機の正体はシンジのお母さん
エヴァ初号機は碇シンジの愛機として、次々と現れる使徒をせん滅します。ただここで気になるのが、ろくな訓練を受けていなかったのにエヴァ初号機で戦える理由です。
実はすこしだけネタバレをすると、このエヴァ初号機にはシンジのお母さんの思念が入っていることがのちに語られます。エヴァ初号機の稼働実験中に、不測の事態が発生しシンジの母は肉体が消失してしまいます。
ただ機体内からは反応があるため、精神だけが取り残されていることがわかります。
そこでゲンドウは何らかの方法でエヴァ初号機の中に精神だけを閉じ込めることに成功したわけですが、その代償としてシンジ以外の人物が使えなくなります。
ゲンドウは何としても救い出したい
エヴァに取り込まれたことが、ゲンドウを変えてしまいます。
シンジに対して冷たい態度をとる理由を考察すると、やはりふがいない自分への怒りです。家族といる時間を守るために、嫁を研究を手伝わせた結果不慮の事故で失わせてしまうどころか救いも出せないことに無力感にさいなまれます。
実際にシンエヴァンゲリオンでも、世界中に戦争を仕掛けた理由がシンジの母が復活した世界にすることが語られています。
エヴァという話を簡潔にまとめると、世界の危機ということを利用して自分の不幸を何とかしたいという一人の男が起こした戦いです。
成長したシンジによって否定される
不幸な境遇の状態を何とかしたいという考えで起こした戦いは、思いもよらない結末を迎えます。それは救いたい一人として考えていたシンジが、自身の意向を拒絶したことです。
精神面で成長したシンジは、自身の生きる道は自分で決めると伝えます。そして世界の命運をシンジに託し、ゲンドウは戦いを終えます。
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