作者にとっては不本意な結果に
「クレタの牝牛」は、商業として出版された、単行本の中に収録されている作品です。そのため、本来はお金を払って購入した人でなければ、見ることができません。
しかし、「産め神の子を!」というセリフが有名になったことから、「クレタの牝牛」という作品自体がネタとして扱われる傾向になってしまいました。その結果、違法であるにも関わらず、「クレタの牝牛」をインターネット上で無許可のまま掲示する人が出ました。
作者にとっては、作品が有名になるものの、何の利益にもならない結果です。そして、田亀源五郎は、苦労して描いた作品が違法アップロードされた上に、本来の作風にはないコメディネタとして扱われる実情を嘆いています。
そのことから、「産め神の子を!」というセリフが有名になった状況は、作者にとっても不本意だということが伺えます。
特殊な経緯で有名になったセリフ
クレタの牡牛という漫画は、そもそも大勢の人の目に触れることはない、非常にマイナーな作品です。しかし、作者の他の作品が有名になったことによって知名度が高くなってしまい、「産め神の子を!」というセリフも広く知られるようになったという特殊な経緯があります。
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