アイドルを経て本格化ミュージシャンに転身
西野妙子は、何度か大きな転身を経験している稀有な芸能人として知られます。
1975年末に東京で誕生した彼女は、その圧倒的なルックスの良さから少女時代に街でスカウトされ、中学生の頃にアイドル・女優としてキャリアをスタートさせました。アイドル歌手時代は豪華作家陣に作品をプロデュースしてもらい、多数のスマッシュヒットを生み出します。
ただし、競争が厳しい音楽業界の中で1990年代半ばに入ると埋もれていきました。
このまま芸能界・音楽会からフェードアウトしていくかと思われましたが、一般人に混じって自らオーディションに参加し、大きなチャンスをつかみ取ります。
それは、当時一世を風靡していた小室哲哉氏が1996年から始動させるダンス系音楽グループのメンバーに選ばれたという事です。
小室哲哉氏により「dos(dance of soundの略)」として名付けられたそのグループにて彼女は、西野妙子改めTaecoとして、Asami・Kabaと共に新たなスタートを切りました。デビューしたdosはヒットを連発し、1996年の音楽シーンを大きく盛り上げた事で知られます。
ミュージシャンから本格は女優に転身
1990年代半ばから後半にかけて小室哲哉氏は数えきれないほど多数のアーティストを手がけており、なかなかdosに手が回りませんでした。
Asamiに関しては、のちに結婚する事となる小室哲哉氏と2人でTRUE KiSS DESTiNATiONという別ユニットを結成し、引き続き業界内で活動できたところがあります。
一方、取り残されたTaecoは音楽業界の中で居場所を失い、アイドル時代末期同様に再び表舞台から姿を消してしまいました。
しかし、2000年代に入ると本格派女優に転身し、再び表舞台に戻ってきます。特に注目を集めたのが2001年秋放送のフジテレビ系月9ドラマ「アンティーク 西洋骨董洋菓子店」です。
芸名を再び西野妙子に戻した彼女は主演を務める滝沢秀明にとっての年上の彼女役として出演し、その演技力が高く評価されました。
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