ヤシガニ屠る作画崩壊事件まとめ!原作DVDアニメ作画崩壊について

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そもそも「ヤシガニ屠る」とは?

そもそもこの「ヤシガニ屠る」という表現は、1998年4月24日に放映されたテレビアニメシリーズ「ロスト・ユニバース(LOST UNIVERSE)」第4話のタイトルに由来しています。

なお、この「ロスト・ユニバース」は、富士見ファンタジア文庫から刊行されている神坂一の同タイトルのライトノベルを原作としたアニメ作品です。

一方で、テレビ放送された本作の第4話「ヤシガニ屠る」の出来は、作画を中心にあまりにも酷いものでした。

その結果、極めて出来の悪いアニメに対する罵倒的表現として、「ヤシガニ屠る」あるいは「ヤシガニ」という言葉が使われるようになりました。

結局テレビ放映当時の第4話「ヤシガニ屠る」はセル画パート全編が破滅的な出来だったため、全話制作終了後に大幅なリテイクが講じられた上でDVD化されています。逆に言えば、この作画崩壊状態の放送当時の映像は、今や伝説と化しています。

また、アニメ化が決定した地点で原作小説は未完だったこともあり、アニメ自体シリーズ化も見据えられていた作品でしたが、本作のあまりの出来の悪さに未だ続編は制作されていません。

なぜ「ヤシガニ屠る」事件は起きてしまった?!

そんな伝説と化している「ヤシガニ屠る」事件の背景には、さまざまな要因があったと言われています。まずひとつめに言われているのが、「ロスト・ユニバース」が非常に低予算で制作されていた、というもの。

噂ではあるものの、その予算は同時期に同時間帯に放送されていたアニメの8分の1程度しかなかったとか。そして、低予算アニメにありがちな1話単位のセル画の外注を、本作も韓国の企業にしていました。

ただ、このスタジオに頼んだのがまずかった。作画監督もいない本スタジオへの依頼品は手抜き状態で納品され、それを修正する余裕もなかったことが伝説の作画崩壊を引き起こしました。

ちなみに4話の作画崩壊がフューチャーされがちですが、すでに2話3話の修正前の作画も酷いものだったそうです。