【ストップひばりくん】真の最終回まで27年!伝説の未完作品が迎えたラストとは?

漫画・小説

1980年代の人気作品『ストップひばりくん』

漫画『ストップひばりくん』が週刊少年ジャンプに連載されていたのは、1980年代のことです。連載が開始されたのは1981年で、終了したのは1983年です。

この作品が他の連載作品と違っていたのは、作者の江口寿史の都合による休載が非常に多かったことです。たった2年たらずの連載期間でしたが、非常に頻繁に休載を繰り返して、最後は作者が締切日に作品を完成させず連載を放棄したことから打ち切りが決定しました。

もともと作者は、隔週での連載を希望していたのですが、当時のジャンプの編集長に受け入れられなかったことから、休載が多くなったということを作者は後に語っています。

2010年に発売されたコンプリート・エディション

『ストップひばりくん』は休載が多かったものの、読者の支持は高かった作品で、連載中にテレビアニメ化もされました。アニメは漫画の連載が終了した後もしばらく続いて、新しいファンも増えました。

作者が連載続行を放棄したことから、未完の状態で終わった伝説の漫画としてファンの間でも有名でしたが、連載が終了してから非常に長い期間を経過した後に、本当の最終回が描かれることになりました。

最終回が描かれることになったのは、20年以上時間が経ってもこの作品を支持しているファンがいたことです。こうしたファンの存在に応える形で、作者が新たに制作したのが『ストップ!! ひばりくん! コンプリート・エディション』という作品です。