視聴率の低下
90年代のバスケブームの火付け役とも言われるスラムダンクのアニメが打ち切られた理由の一つが視聴率の低下です。
スラムダンクのアニメは原作の人気も追い風となり、高い視聴率でスタートを切っています。平均視聴率も15%とアニメ番組としては十分な数字です。しかし、放送されていた土曜日の7時台というゴールデン真っ只中の時間帯としては低めであるのは否めません。追い打ちをかけるように、90年代後半に訪れたお笑いを中心としたバラエティ番組に圧されて徐々に視聴率が低下していくことになるのです。
同時間帯に他局で放送していた番組の平均視聴率が軒並み20%を超えるようになり、局側が英断を下したと言われています。スラムダンクの打ち切り直前の視聴率は7%台とピーク時の半分程度しか取れていません。
原作者との意見の相違
90年代の週刊少年ジャンプは編集部の力が強く、人気漫画は作者の意思に関係なく連載を引き延ばす手法が多かったと言われています。
これにより、頻繁に起こったのが作者と編集部の確執です。作品を大事にしたい作者と作品を引き延ばそうとする編集部との意見の相違で不本意な形で連載を終了させた作品もたくさんあったと言われています。スラムダンクその一つです。
読者アンケートで常に上位をキープする看板作品で編集部は終わらせまいと何度も引き延ばしを迫ったことで嫌気が差したと作者は語っています。原作が話の途中で強引にまとめるような形で突如を連載終了となったのはこれが理由です。この原作の連載終了に伴ってアニメも終了になったと言われています。
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