「ブルーロック」とは?まったく新しいサッカー漫画
「ブルーロック」は今人気のあるサッカー漫画の一つです。テレビアニメも2022年に放送予定となっております。その人気ゆえに、「ブルーロックは面白い!」という声と「ひどい!」という両方の意見が多々あります。
過去、サッカー漫画をはじめとして、スポーツを題材にした漫画には一つの美徳がありました。それは、努力して勝利を獲得するだけではなく、チームメイトやライバルと友情を育むことです。
スポ根の美徳として、揺らぐことのない日本漫画の伝統でしたが、「ブルーロック」は根底からスポ根の定義を覆しました。日本の伝統的な和の精神を否定して、エゴイストなストライカーを目指せと挑発しているからです。
サッカー漫画の愛読者は、これまでのスポ根とはまったく異なる価値観を提示されたのです。
衝撃的なレギュラー獲得シーン
サッカー漫画で最も大きな課題となるのは、レギュラー獲得です。それは、熾烈な闘争シーンですが、選手同士が心を通い合わせるチャンスにもなります。
ところが、「ブルーロック」では、将来有望な選手たちを監獄に閉じ込めます。さらに、ライバルを蹴落とすために理不尽とも言えるゲームをさせたり、成績で食事に差をつけたりします。まるで、昔の軍隊を連想させるようなシーンが続きます。
もはやスポーツ漫画とは言えない衝撃的な闘争シーンですが、それが本作品の狙いなのです。ワールドカップで優勝することの過酷さを、読者に伝えることができるからです。
ブルーロックについてさらに掘り下げていきましょう!
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