【はいからさんが通る】アニメ版打ち切りの理由は？最終回の評価を調査【ネタバレ】

「はいからさんが通る」に関する詳細

「はいからさんが通る」は、1975年から1977年まで連載された少女漫画です。1977年に第1回講談社漫画賞少女部門を受賞して、現在も根強いファンがいます。

舞台は大正時代で、ヒロインの花村紅緒は明るく活発な女学生です。紅緒の婚約者である伊集院忍は軍人ですが、日本人離れした彫りの深い顔立ちをしています。ほかに、才色兼備な親友や荒っぽいのに優しい心を持つ部下など、個性的なキャラクターがたくさん登場するところも本作品の魅力です。

あらすじは、大正デモクラシーやシベリア出兵など時代の流れに翻弄されながらも、一途に想いを貫こうとする恋物語です。シリアスな場面ばかりではなく、コメディもあるので飽きることがありません。時代考証がしっかりしており、読み応えがあります。

「はいからさんが通る」は1978年にアニメ化されました。けれど、クライマックスの関東大震災まで描かれることなく、唐突な形でアニメが終了したので、「打ち切られたのではないか」と噂になりました。

漫画と同様に、アニメの評判も高かったので、不満を抱いたファンはたくさんいました。そのために、アニメの最終回に対する評価は低いです。

その後、作者の大和和紀氏が「モスクワオリンピックの中継により、アニメが結末まで放送されなかった」と真相を明らかにしました。以降、「はいからさんが通る」のテレビアニメは制作されていません。