錬金術をテーマにした漫画
鋼の錬金術師は、名前の通り錬金術をモチーフにした作品です。元々は金を作ることが目的だった錬金術をメインに取り上げ、独自の世界観を作り上げています。
そして、現実の化学や歴史にフィクションを上手に混ぜ込んであるため、違和感なく読み進めていけるのが特徴です。そのしっかりした設定から評価も高く、日本を代表する人気漫画となりました。
また、漫画だけではなくゲームやアニメなど、幅広い展開をしています。
物語の始まりとなる真理の扉
鋼の錬金術師では、主人公のエドワードとアルフォンスというエルリック兄弟が、自分たちの身体を取り戻すために旅をするという物語です。
彼らは病気で亡くなってしまった母親を錬金術によって生き返らせようとした結果、その罰としてエドワードは左足、アルフォンスは全身を奪われてしまいます。その奪った相手が、真理の扉です。
真理の扉は人を作るための錬金術、人体錬成を行った際に接触できる存在です。人体錬成を行うと、果てしなく広く白い世界に、金属のようなものでできた扉がある空間へと飛ばされます。その扉の中には真理、世界の全てが分かる情報が仕舞われています。
人体錬成を行った人は、その扉の中にある情報を得られる代わりに、自身の身体の一部を差し出すこととなります。それは強制的で、奪われた、持っていかれたと感じる人も多いです。
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