キャラクターの心理描写が破綻している
「PS4の新サクラ大戦」には様々なレビューがありますが、酷評する意見が多いです。ネガティブなレビューの中でも、メインシナリオを批判する声が目立ちます。
キャラクターの心理描写に粗さがあり、しっかりと本編のお話を読み込んでも、なぜヒロインがこういった行動をするのか、ライバルキャラがどうして急に敵意をむき出しにするか等、登場人物の内面や心の動きがよく分かりません。
サクラ大戦の大きな魅力である主人公やヒロイン、そしてライバルキャラの描写が雑で、脚本の都合で動かされる駒のように見えます。
しっかりとキャラの行動や喜怒哀楽に、本編で説明や伏線があれば、プレイヤーは安心して物語に入り込めますが、新サクラ大戦はメインキャラの心理描写が破綻しており、クソゲー認定の大きな理由の一つとなっています。
過去作のキャラやシナリオが上手く活用されていない
新サクラ大戦という名前の通り、主人公やヒロイン等は刷新され、文字通り新世代の物語としてゲームはスタートします。過去作の人気キャラはほぼ描かれず、世代交代を見事に果たしました。
ただ新サクラ大戦の本編中には過去作のシナリオの続きが描かれており、一部ではありますが旧サクラ大戦のキャラもメインシナリオにがっつりと関わってきます。新サクラ大戦から始めた若手ゲーマーからすると、急に知らない物語の続きをプレイさせられたり、旧作のヒロインが現れる等、困惑するばかりです。
旧作をプレイ済みの古参ゲーマーからすると、世界観は同じでありながらメインシナリオに上手く活かされずに終わります。
過去作と同じ舞台でありながら、旧作の人気キャラは操作出来ず、僅かに描かれた旧作のヒロインの扱いが酷かったりと、双方とも踏んだり蹴ったりな結果となっています。
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