穴の中で暮らす半獣人
メイドインアビスは、主人公の少女リコと、サイボーグのレグが、アビスという巨大な穴の中を冒険するという物語です。そして、非常に残酷な世界設定であることで有名で、一度穴の中に入った人は、まともな状態ではいられません。
穴の中で上に向かおうとすると、何らかの呪いを受け、精神が崩壊してしまったり、身体が変形したりします。ナナチはその呪いを受けた人のひとりで、元は人間であったにも関わらず、半獣人のような見た目になっています。全身に体毛が生えている上に兎のような耳が生え、手には肉球があります。
ナナチは元々、アビスがある国とは別のところで生まれた孤児で、地位が高いボンドルド卿に連れられる形でアビスの中に入ります。そして、ボンドルド卿の実験の結果、半獣人の姿になります。
そんなナナチには、人間の時にアビスで出会ったミーティという友達がいます。ミーティもナナチと同じくボンドルド卿の実験を受け、意思疎通ができない獣のような姿にされてしまいました。そのミーティを守る形でボンドルド卿の下を離れます。
呪いを受けたミーティは不死の状態になり、ナナチはミーティを殺して解放するための手段を探していました。そこに登場したのが、ミーティを殺すことができる火葬砲を持つレグです。
そして、レグによってミーティが解放され、縛られるものがなくなったナナチは、リコとレグと共にアビスの下層へと向かう一員となります。
酷い死に方をする可能性はある
メイドインアビスの世界設定は非常に残酷で、何の罪もない純粋なキャラクターが酷い目に遭った上で命を落とすことは珍しくありません。
ミーティがその例で、他にもリコやレグたちと仲良くなったキャラクターが残酷な死に方をしています。そのような設定なので、仲間に加わったナナチも、いつ死亡してもおかしくはありません。
そして、実際に数多くの死亡フラグが建てられているため、漫画の読者やアニメの視聴者は気が気でない状態です。
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