エレンには全て見えていた
エレンが持つ進撃の巨人の力には、過去と未来を見通す力が備わっています。そのため、自分が外の世界へ攻撃を仕掛けることも、ミカサに殺されることもわかっていました。
その上で、仲間に自分を止めさせるために、攻撃を強行したわけです。最終的な目的は、巨人の力を消滅させることです。そして、その鍵を握るのはミカサでした。
ユミルとミカサを重ねた
巨人の力の元となったユミルフリッツという人物は、愛する夫であるフリッツ王を庇って命を失います。そして、助かったフリッツ王がユミルの死体を他の人に食べさせ、巨人の力は代々引き継がれてしまいました。その巨人の力には、そのユミルの呪縛がかかっています。
もし、ユミルがフリッツ王を庇わなければ、巨人の力は引き継がれません。けれど、ユミルには愛する人を見殺しにはできませんでした。
そんなユミルに、愛するエレンを殺してしまう選択をするミカサを重ねることで、呪縛が解かれた形です。
ミカサは生き続ける
進撃の巨人の最期では、ミカサと思われる老人が家族連れでエレンの墓を訪れる様子が描かれます。そのため、ミカサは天寿を全うしたと考察できます。
そして、その夫の正体は、作中でもミカサに思いを寄せていたことがはっきりわかる、ジャンである可能性が高いです。ミカサはエレンのことを覚えておきながら、生きることを選んだ形です。
考察の余地がある最期
進撃の巨人の後半は、あえて説明されていない部分も多いです。そのため、色々と考察をする余地があります。
あの時のあのキャラクターはどのように考えていて、どんな最期を迎えたのかなど、独自の解釈をするのも良いでしょう。
こちらもオススメ
ピックアップ