シナリオは3ルート
リンダキューブのシナリオはA、B、Cの3つのルートからなります。プレイステーション・セガサターンの移植版はDを含む4シナリオですが、ここではA、B、Cルートを紹介したいと思います。
A、B、Cのシナリオはそれぞれ独立しており、登場人物は同じながらも全く違ったストーリー展開を見せます。特にAとBルートはグロテスクかつ暴力的な表現の多いシナリオで、このためにPCエンジン版は18歳以上推奨指定で発売されました。
AとBはチュートリアル的な役割を持つシナリオなので、まずはこの2つのルートで要領をつかみ、Cルートに挑戦することが推奨されています。
Cルートは自由度が高いフリーシナリオですが、A、Bルートの展開をもとにしたイベントがちりばめられているため、クリアしてからプレイするのがおすすめです。
こちらはほかのルートとうってかわり、コメディチックかつ物語全体の伏線回収がなされるシナリオです。
リンダキューブってどんな物語?
主人公・ケンを操作し、惑星「ネオ・ケニア」から脱出する、というのがゲームの目的です。
ネオ・ケニアは巨大隕石の衝突により壊滅寸前。そんな中、予言とともに突如巨大な箱舟が現れます。
ケンは箱庭の搭乗員に選ばれ、「できるだけ多くの動物をネオ・ケニアの外へ脱出させる」という予言を実行すべく、惑星壊滅までの8年間を過ごすことになります。3つのシナリオはそれぞれ独立しているものの、この大前提は変わりません。
そしてもう一つの大前提がヒロインのリンダ。リンダはケンの幼馴染で、どのルートでもパーティに加入するほか、キーパーソンとして登場する少女です。
しかし彼女の運命は大きく翻弄され、シナリオによっては凄惨な事件に巻き込まれてしまいます。特に、Aルートにおけるリンダの父親・ヒューズとの確執はあまりにもショッキング。グラフィックも相まって、「トラウマになった」との感想があるほどです。
ピックアップ