やめておけ。誰でも良い気分なんだ。別にお前でも。
ボスの命令でオークションに参加し、緋の目を落札したクラピカ。複雑な思いを抱えたまま、会場を後にします。オークション前から一悶着あったギャング・ゼンジがケジメをとりにやってきます。
顔面を殴られたままでは収まらないゼンジは、ピストルを構えてクラピカを脅します。そんなゼンジに向けられた言葉が、「やめておけ。誰でも良い気分なんだ。別にお前でも。」です。
アニメハンターハンターの中でも、特に印象的なシーンとしてよく取り上げられます。
怒りと憎悪に満ちた圧倒的な迫力が、画像からも伝わってきます。「本当にお前を殺してしまうかもしれない」といった抑え切れない激情が、溢れているようです。
同胞を皆殺されてしまった無念さからハンターになったクラピカにとって、緋の目がいかに優先順位の高いことなのかが、よくわかるシーンです。
なぜ貴様は何も考えず、何も感じずに、こんなマネができるんだ!!
アニメハンターハンターのまとめのシーンでもよく出てくるのが、感情を爆発させたクラピカのこのセリフです。
「なぜ貴様は何も考えず、何も感じずに、こんなマネができるんだ!!」幻影旅団の1人、ウヴォーギンとの戦いで発せられました。
もともと人を傷つけることが好きではないクラピカにとって、戦闘から得られる感触・感覚は全て不快なものでしかありません。心底憎い敵を相手にして、批判の中にも理解しようとする心が見えます。
しかし、納得のできる返答が得られるはずはありません。これといった感情や大層な理由もなくターゲットを殺す幻影旅団に対し、抑えきれない怒りの感情が見えます。
いつも冷静なクラピカですが、目の前にいる倒すべき相手を前にして、感情を抑え切れないといった象徴的なセリフです。
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