都会にあこがれる女の子とクマの形をした精霊との心温まるストーリー
くまみこは、吉元ますめ原作の月刊コミックフラッパーで連載されていた漫画です。話の概要は県名は描かれていないですが、東北地方の内陸にある山奥の熊出村が舞台です。
その山奥には独特の風習があり、選ばれた巫女が熊の神に対して祈りを捧げます。その巫女に選ばれた人物というのが、今作の主人公兼ヒロインのまちです。
まちは村で育った女の子ですが、過疎化していく村にいたのでは未来がないと考えたことで東京の学校に行くことを決心します。
しかし東京の学校に行くことを止める生き物がおり、それが今作のもう一人の主人公のクマイナツです。
クマイナツは人間ではなく熊の形をした精霊であり、ひっそりと100年以上も村で暮らしている間に料理や人間の言葉も話せるようになります。
クマイナツは芸達者でスマホやタブレットでネットショッピングをするほどの知能を有しているのです。
都会に住む難しさをネットを介して知っているクマイナツは、村にしか住んだことがないまちが生きていけるはずがないと反対したのが理由です。
それでも都会に住みたいという願望を言い続けるまちに、巫女の仕事をしながら様々な試練を合格出来たら許可することを伝えます。
それを聞いたまちは、その試練を受けることを了承し行動を起こすというのがくまみこです。
当初はご当地ネタも多く人気だった
くまみこは地名は隠されていましたが、東北に住む人の中には作中の風景でどの場所がモチーフになったのかを推測して発信するだけでなくご当地ネタもふんだんだったこともあり人気を博します。
そして県外の人々も、東北の文化だけでなく作品の優しい雰囲気に癒されることで高い人気を誇るようになったわけです。
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