トーカが子どもを授かる
カネキと結ばれた結果、トーカは子どもを授かります。しかし、カネキはあくまでも人間なので、無事に生まれる保証がありません。そもそも人間と喰種では必要とする栄養が異なります。
さらに、喰種の体内にいる胎児は、そのままだと母体に吸収されてしまうという説明が、物語の中でもされています。
また、カネキとトーカが結ばれたシーンは、ベッドのシーツが19を左右逆にしたようなシワを作っています。東京喰種ではタロットを使用した暗示がよく使用され、このシワもそのひとつです。
タロットの19番目である太陽は、結婚や出産を意味します。しかし、それが逆だった場合、堕胎という悪い意味になってしまいます。つまり、カネキとトーカが結ばれた結果、堕胎することになるかもしれないという暗示です。
最終的には子どもが生まれる
そのままでは授かった子どもが生まれないことを知っているトーカは、人間の食べ物を取り入れようとします。喰種にとって人間以外の食べ物は、とても食べられたものではありません。
しかし、子どものために、無理矢理身体に取り込ませようとします。その結果、東京喰種の最後では無事子どもが授かっています。それまでの暗示を全て跳ねのけた形で、ハッピーエンドとなっています。
意味のあるシーン
カネキとトーカが結ばれるシーンは、物語の佳境に差し込まれています。そのため、ファンの中には必要ないと考える人もいます。
しかし、トーカがカネキを引き留めたり、生きている者としての営みを見せたりするという意味では、重要なシーンでもあります。
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