アヴドゥル死亡の死因・最後のシーンについて|人気アニメ・漫画、ジョジョの奇妙な物語

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アヴドゥルの死因と最後のシーン

モハメド・アヴドゥルの死因はDIOの部下の1人ヴァニラ・アイスのスタンド攻撃です。DIOの館に到着したジョースター一行は足を踏み入れた直後に敵スタンドによってジョースター、承太郎、花京院の3人が別空間に引きずり込まれます。

残されたアヴドゥル、ポルナレフ、イギーの2人と1匹は館に入りDIOの探索を続けますが、背後からヴァニラ・アイスに攻撃されてしまうのです。この不意打ちにいち早く気付いたアヴドゥルはポルナレフとイギーを突き飛ばします。

ヴァニラ・アイスのスタンド、クリームは口の中の暗黒空間に対象を飲み込み消滅させる能力です。2人を庇ったことで逃げ遅れたアヴドゥルはクリームの暗黒空間に飲み込まれ体の一部を残してこの世から消滅してしまいます。

ヴァニラ・アイスの接近にポルナレフとイギーは気付いていなかったため、アヴドゥルの機転がなければ全滅していたかもしれません。

全編を通して不遇の扱いだった理由

第3部のレギュラーメンバーで承太郎と並ぶ人気があったアヴドゥルですが、旅の途中で一時戦線を離脱させられるなど不遇の扱いを受けています。作中の最初から登場していたキャラクターにも関わらず不遇の扱いだった理由の一つがスタンド能力の強さです。

アヴドゥルが使用するマジシャンズレッドは鳥の頭に人間の体、両手首と下半身に炎を纏ったスタンドで文字通り炎を自由に操れます。炎の最高温度は3000℃、鉄すら焼き切れるほどです。打撃能力にも優れていて炎を使わず拳で殴るだけで敵スタンドの頭部を破壊した描写もあります。

スタンド能力は相性で有利、不利が分かれますが、マジシャンズレッドの炎はほぼ全ての敵に有効となるので他のキャラクターが活躍できません。漫画の作者である荒木飛呂彦先生もインタビューでアヴドゥルはスタンド能力が強すぎて扱いにくかったと語っているほどです。

一時戦線離脱をしたのはそのまま旅を続けていればファンから他のキャラクター不要論が出てしまう可能性があったからと考えられます。